くせ毛や髪のうねりを抑えて、さらさらのストレートヘアを目指すなら、美容室メニューにある「縮毛矯正」がおすすめです。
この施術は多くの人に利用されていますが、髪に与える影響が大きいため、施術を受ける前にそのメリットに併せてリスクも十分に理解することが重要です。
本記事では、美容室で縮毛矯正を受けるメリットとデメリットを詳しく紹介します。自分の髪質にとって最適な選択をするためにも、今回解説する情報を参考にしてください。
そもそも縮毛矯正とは?
美容室のメニューにある「縮毛矯正」とは、自然なうねりやくせ毛を持つ髪を長期間にわたってストレートに保つための施術メニューです。専用の化学薬品とヘアアイロンを用いて髪の構造を変え、滑らかで直毛の状態を維持します。
特に、しつこいくせ毛に悩む方におすすめな施術です。この処理により、長期間にわたってストレートで美しい髪の状態をキープすることが可能です。
縮毛矯正のメリット
縮毛矯正には以下のメリットがあります。
・くせ毛がストレートになる
・髪のボリュームをコントロールできる
・髪にツヤ感が生まれる
・乾かすだけでさらさら髪になる
・雨の日でもヘアスタイルを維持できる
・毎日のアイロン使用より髪への負担を軽減
以下では、それぞれの詳細を解説します。
くせ毛がストレートになる
あらゆるタイプのくせ毛をストレートにし、滑らかなストレートヘアに変えることが可能です。長年くせ毛や雨の日のうねりに悩んでいた方も、理想のさらさら髪を手に入れられます。
髪のボリュームをコントロールできる
縮毛を矯正することによって、髪のうねりがなおり、髪のボリュームを抑えることが可能です。広がりやすい髪質の場合には、この施術により滑らかなストレートヘアになり、全体的に髪が落ち着きます。
また、髪の毛全体のボリュームがなくなるとともに、頭と顔が小さく見える効果も期待できます。
髪にツヤ感が生まれる
縮毛を矯正することによって髪がストレートになると、髪の表面が滑らかに整うためツヤが増します。
この効果を最大限に引き出すには、高い技術を持つ美容師による施術が不可欠です。自然なツヤ感を手に入れたいなら、美容室の選択が重要です。
乾かすだけでさらさら髪になる
くせ毛の方は、朝のスタイリングに時間がかかることも多いでしょう。
矯正を行うと、髪を乾かすだけで自然にさらさらのストレートヘアになります。毎日のヘアセット時間を大幅に短縮でき、忙しい朝に余裕が生まれます。
雨の日でもヘアスタイルを維持できる
矯正を施すことにより、高湿度の条件下でもストレートヘアを保持することができます。梅雨の時期や湿度が高い日でも、髪が膨張することなく、安定したヘアスタイルを維持できるため、快適に過ごせるようになります。
ヘアアイロンを使用する回数を減らせる
縮毛の矯正は、ヘアアイロンを毎日使用する場合に比べて髪への負担を軽減できます。ヘアアイロンを使用することは髪にダメージを与える傾向にあります。そこで縮毛を矯正することにより、頻繁な熱処理から髪を守り、長期的な健康を保つことが可能です。
髪の健康状態やヘアカラーの有無にも左右されますが、ヘアアイロンを使用してストレートヘアにしている方は、検討する価値があるでしょう。
縮毛矯正のデメリット
縮毛矯正のデメリットは以下のとおりです。
・施術方法による不自然な仕上がりのリスク
・高いコストと長い施術時間
・髪への負担が大きい
・縮毛矯正後のパーマのかかりにくさ
・ヘアカラーの浸透の悪化
・コテによるスタイリングの困難性
縮毛の矯正には多くのメリットがありますが、これらのデメリットを理解し、納得してから施術を進めることが重要です。それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
不自然に仕上がる可能性がある
矯正に使う薬剤の選び方や美容師の技術力が不十分な場合、髪のボリュームが失われ、不自然な仕上がりとなることがあります。そのため矯正の効果を得るためには、信頼できる美容院を選ぶことが重要です。
お金と時間がかかる
縮毛矯正は美容室で提供される施術のなかでも、特に時間と費用を多く要します。髪の長さや質によって異なりますが、通常一回の施術には約3〜4時間が必要です。加えて、縮毛の矯正には複数の施術が含まれるため、料金も比較的高価です。
また、矯正を施したあとに生えてくる新しい髪には、元のくせ毛が目立つことがあります。これを避けるためには、定期的に縮毛を矯正するメンテナンスが必要となります。長期的にストレートヘアを維持するうえでも、お金がかかるため注意が必要です。
髪への負担が大きい
縮毛の矯正は髪に重い負担をかける施術です。見た目は滑らかで光沢のあるストレートヘアになりますが、施術の過程で髪にかかるストレスは無視できません。
繰り返し縮毛を矯正する場合は、髪のダメージを進行させることがあります。そのため、施術後の適切なヘアケアが重要です。
パーマがかかりにくくなる
矯正を施したあとの髪には、パーマがかかりにくくなります。このため、パーマスタイルを楽しみたい方には、縮毛の矯正は適していません。
デジタルパーマを施す場合にも、得られるカールは緩やかで、はっきりとしたウェーブにはなりません。
また縮毛矯正後にパーマをかける場合は、髪への追加ダメージが大きくなる可能性が高い点もデメリットです。
そのためパーマスタイルを希望する場合は、縮毛の矯正を行う前にその旨を美容師に伝え、髪のダメージを最小限に抑えつつ、希望するスタイルに近づける施術をしてもらいましょう。
ヘアカラーが入りにくくなる
縮毛矯正を行った髪は、ダメージを受けやすく、その結果カラーの着色が難しくなることがあります。ダメージを受けた髪はカラー剤を不均等に吸収するため、意図しない色味になることが多く、特に毛先が不自然に濃く染まることもあります。
また縮毛矯正とヘアカラーを併用すると、髪のダメージが増え、カラーの持続性が低くなる可能性があります。ヘアカラーを行いたい場合は、縮毛矯正の施術後少なくとも1週間は間を置き、美容室へ行きましょう。
コテによるカールが持続しにくい
縮毛矯正を施した髪では、ヘアアイロンやコテでのカーリングが効果的でなくなります。コテでカールを作っても、持続力が低く、すぐに崩れてしまいます。そのためカールスタイルが好きな方には、縮毛の矯正はおすすめできません。
まとめ:初めての縮毛矯正は美容室選びが重要!
この記事では、美容室メニューにある縮毛矯正のメリットとデメリットを詳細に解説しました。理想的なストレートヘアを得るためには、適切な美容室の選択が重要です。
美容室を選ぶ際は、縮毛矯正の経験が豊富で、丁寧なカウンセリングを行う美容室を選びましょう。美しいストレートヘアを手に入れてくださいね!